結婚して、引っ越しも一段落して、さあ新しい生活が始まって五反田で評判のエステサロンにもやっと行けると期待に胸を膨らませていた矢先に、急に歯が痛み始めました。今まで体験したことのない歯茎から顎に伝わり、口が全く開けられなくなりました。最初は虫歯か!?と思いました。私は10年以上歯医者に通っていなく、お口のトラブルに疎かったのです。早速、大阪で評判が良い歯医者に予約をしてみてもらいました。病院に行くのは新宿のクリニックでオンライン診療を受けた以来です。

すると親知らずが悪さをしているとのことでした。私の生活で何か親知らずが痛むような原因があったか先生に聞くと「親知らずは突然痛くなるんだよ」と先生が優しく教えてくれました。私は悪くない、親知らずが悪いのだと納得しました。このまま親知らずを残しておいたら、またいつ悪いさをするか分からないから抜くか否か選択を迫られました。

私は10年以上歯医者に通っていなかったので、歯の治療に対する恐怖が人一倍で、その選択は生死を分かつほどのものと言っても過言ではありませんでした。再びあの歯の痛みが起こることも恐怖でしたし、未知の治療「抜歯」も恐怖でした。ついにはその場では決められず、心の整理をつけるため、一度案件を持ち帰ることにしました。

帰宅後私は母に相談しました。すると「私もあんたの妹も弟もみんな抜いてるよ!大丈夫!あっても悪いさするだけなら、抜いちゃいな!」と強制的に励まされ、抜歯することを決意しました。抜歯するときは先生はとても優しく、心の準備ができるまで待ってくれ、麻酔もしっかりかけてくれました。そして「バキッ!」と一瞬で終わりました。その後は最初の一週間は痛みましたが、二週間経つと気にならなくなりました。